Mac用縦書きエディタ
主にJedit Ωの紹介です。 プレインテキストの縦書き段組み すらできます。横書きでも段組みは可能です。
エディタの紹介
その前に……
黒背景に対しマウスカーソルを白くする方法
アプリによっては、背景を黒に変更した場合、マウスカーソルが見えなくなってしまいます(色被り)。これには、マウス画像を差し替えるアプリを使って対処できます。
Mousecapeをダウンロードします。こちらのファイルをMousecapeにドラッグ&ドロップすれば、高解像度の白カーソルを使用できます。
もしもリンク切れが起きていたら、 CotEditor のリポジトリからカーソル画像 (ハイビーム? だった気が) をコピーしてきて、 Mosecape でカーソルデータを作成します。
Plain text editors
Jedit Ω
プレインテキストの縦書き段組みができるエディタです。機能的に希少であり、非常におすすめです。
設定にはそれなりに時間がかかります。UIがあまり良くないのですね。細かい調整ができない部分もあります。
段組みするには、『ページレイアウト』を使います。ヘルプを検索すると、多少分かりやすいかもしれません。
CotEditor
こちらも縦書きができます。段組みが不要なら、消去法で最強の縦書きエディタです。
段組みはできません。折り返し位置は、強制的にウィンドウの幅になります。
TATEditor
タテエディタ、ってことですね。UIが合わなかったので、特に触れません。
stone
3,000円払ったので言わせてもらいますが、全くもってお金の無駄でした。
egword Universal 2
買っていないのでレビューできません。これはプレインテキストにも使えるのでしょうか。
高評価が多いのですが、用途によると思うので、使ってみないことには分かりません。期待したい気持ちは強いです。
一時期、半額の3,900円で販売されていました。
Rich text editors
特殊なファイル形式を教養するエディタたちです。
Pages
Pagesを使うのは、面倒くさい割にメリットが無くておすすめできません。
MS Word
賞に応募するときは、MS Wordを使う人が多いと思います。ルビの表示など、リッチテキストの恩恵が得られます。段組みが特に魅力的だと思います。
ただ、背景色の変更などのサポートは弱いです。白画面でOKな人が使うべきアプリだと思います。
1.5万円くらいで購入するか、学生なら無料で使用できます。オンライン版のWordは無料ですが、縦書きの機能がありません。将来的には分かりませんが。
word to txt
docxファイルは、特定のデータ構成をzip圧縮したファイルです。中身をunzip -l
で確認すると、xml形式の原稿ファイルがword/document.xml
にあることが分かります。
これからテキストデータを回収する、 bash のシェル関数を置いておきます。MS Word for Macで作ったファイル (.docx
) に対して、動作を確認しています。実装によって生成されるデータが変わるため、別のWordを使ったときは動かないかもしれません。
# gsedはGNU sedです word2txt() { unzip -p "$1" word/document.xml | # -p: print gsed 's/<w:p\ [^>]*>/\n/g' | # 段落ごとに改行を挿入 gsed 's/<[^>]\{1,\}>//g; s/[^[:print:]]\{1,\}//g' }
段落ごとに改行を入れてから、文字列を回収しています。ルビ文字の区別などは考慮していません。もう少し頑張れば、なんとかなると思いますが、取り急ぎ。
余談
横書きかつ段組みが不要なら、Atomエディタが良いと思います。『ディレクトリを開く』機能があります。豊富なプラグインでカラフルにしたり、組み込みのコンソールも動きます。 素晴らしい !
追記: ……と思っていましたが、今はVim派です。Emacsは設定で手こずっています。 追記: Atom, VSCode, Sublime が並び立つような印象です。 Sublime が軽くていいと思います。