Kindle端末は、小説を読むのに最適です。文庫本ほどの大きさで、E-Inkのために電池の持ちが良く、数百〜千もの書籍データを収納できます。もちろん、web小説もダウンロードして入れることができます。図が入る専門書などには向きません。
web小説の取り込みには、narou.rbがお勧めです。縦書きへの変換や改行などの最適化を行ってくれるため、重宝します。アルファポリスには対応していませんが、なろう、カクヨム、ハーメルンなどに対応しています。改稿された差分の更新など、細かい機能も整っているようです。
主な使い方としては、$ narou d
で改行してから、ダウンロードしたい小説のURLをまとめて入力します。ダウンロードには、通信制限のために時間がかかります。。
narou.rbで(USB接続した)Kindle端末に小説を send すると、 Kindle/documents に送られます。これを documents/narou ディレクトリに移動させるため、僕の場合、以下のようなスクリプトを走らせています。
cd /Volumes/Kindle/documents find . -maxdepth 1 -name '[*.mobi' -type f -print0 | xargs -0 -I{} mv {} 'narou/{}'
narou.rbで落とした小説は、[作者名]タイトル.mobi
という名前のファイルになります。find
で、現ディレクトリ(documents/narou
)から、[
で始まって.mobi
で終わるファイル名を集めています。
シェル関数について知ると、任意のディレクトリからnarou d
を使用したり、narou.rbがKindleにファイルを送信した後に、自動的なディレクトリ分けなどができます。
詳しくは、本ブログの『執筆のためのシェル入門』を読んでみてください。